【韓国・江原道生活】寧越(ヨンウォル)出張

ウズベキスタン旅行の話もひと段落したので、しばらくは韓国生活について書き留めていこうかなと思います。

江原道寧越郡に行ってきました!出張という名目ですが、実際は江原道の案内を兼ねて連れていってもらいました。居住地の春川市からは車でおよそ2時間半南に下ります。

寧越郡は、韓国の中でもかなり複雑な地形で、「安全(「寧」)に峠を「越」えられるように」というところから、その名がつけられたそうです。実際に訪れてみると、葡萄やとうもろこしなどの畑が広がり、深い緑に包まれた美しい景色が印象的でした。

また、この地には、ユネスコ世界遺産にも登録されている「荘陵」があります。荘陵は、わずか16歳で亡くなった端宗が流刑された末に葬られた陵墓であり、寧越の歴史を語るうえで欠かせない場所です。毎年4月には、端宗と忠臣たちの魂を鎮めるための「端宗文化祭」というお祭りが開催されるそうです。今回の訪問中は前を通り過ぎただけで、訪れる機会がなかったので、また折を見つけて足を運べたらと思います。

それでは、実際に訪れた場所を紹介していきたいと思います。

①イェミルワインヒーリングセンター(예밀와인 힐링 족욕체험센터

ここ寧越はワイン作りが盛んということで、ワインを使った足湯体験をしてきました。寧越の中心部からは車で30分程度です。
まるで掘り炬燵のように、足湯用の浴槽が各座席に設置してあり、蛇口を捻ってお湯を注ぎます。そして、そこにワインと花びらを注ぐとても贅沢な足湯でした。お茶と間食の提供もあり、とてもまったりした時間を過ごせます。希望すればワインの試飲も可能です。また、マッサージ機もあり、足湯をしながら首や肩の凝りもほぐせます。お湯の温度が下がってきたら、都度お湯を追加しておよそ1時間ほど堪能しました。ワインがかすかに香るミストまであり、足をお湯から上げるときは、このミストを振って保湿をします。「今日は足を洗っちゃいかん」と冗談を言いながら保湿しました。笑

②寧越Yパーク(젊은달와이파크

寧越Yパークは、現代美術を鑑賞できる複合施設です。写真映えのする展示と建物でユニークなデザインを鑑賞しました。ここはTommorow×Togetherがコンテンツ撮影で訪れたこともあるそうです。施設内は様々なコンセプトの展示があり、写真の撮り方の説明もあるので、映え写真を撮りたい方にはとてもおすすめです。訪れた日はあいにく小雨の降る日でしたが、晴れていたらより綺麗だっただろうなと思います。

③チャンルンボリパッ(장릉보리밥집

  昼食はこのお店でボリパッ(보리밥)を食べました。ボリパッは日本語にすると麦ご飯のことです。韓国でも古くから食べられてきた料理だそうです。おかずが机に乗り切らないほど出てきますが、好みのおかずと辛めの味噌を麦ご飯の上にのせ、ビビンバのように混ぜて食べます。昼時でしたが、多くの人で賑わっており、地元の人気店だそうです。世界遺産「荘陵」のすぐ近くにあります。

④ヨンウォルソグムパン(영월소금빵

ソグムパン(소금빵)は塩パンのことです。途中立ちよりました。4時ごろに行った時はほぼ売り切れ寸前で、かろうじて2~3個パンが残っている程度でした。2階に上がるとイートインスペースがあります。ここでは半分にカットしたパンの上にソフトクリームがのったアイスクリームソグムパンを注文しました。パンの塩味とソフトクリームの甘さがお互いを引き立てあって、とてもおいしかったです。

また、お店の近くには、韓国で一番美しい駅の一つとして知られている寧越駅があります。端宗と関連のある地域的な特色を生かした瓦屋根の駅舎で、高級感のある作りでした。

日本から旅行で行くとなるとなかなか難しい場所なので、今回こうして寧越を訪れることができ、とても貴重な経験でした。日本語での情報も多くはないので、もし寧越にいこうという方がいらっしゃいましたら、お役に立てれば幸いです。



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