【韓国・江原道生活】10月はお祭り月間

 少し時間が空いてしまいましたが、10月は毎日のように江原道内の各地でお祭りが開催され、とても賑やかな1ヶ月でした。実際に幾つか足を運んだお祭りをご紹介します。

春川アニトイフェスティバル

 衣岩湖の湖畔にある韓国で唯一のアニメーション専門博物館である「春川アニメーション博物館」を会場に、10月17日(金)から19日(日)までの3日間にわたって開催されました。2025年は「夢見る子供、夢見る子供」をテーマに全世代を対象に様々な催しが準備されました。会場には各種体験ブースやおもちゃの販売ブース、軽食の屋台が並び、家族で楽しめる楽しい雰囲気でした。
 博物館は2階建てで、アニメーションの起源と誕生及び発展、アニメーションの種類、韓国アニメーションの歴史などに関する立体的な展示があります。フォトスポットやアニメの吹き替えブースなどもあり、面白い体験ができる場所です。また、館内にはカフェも併設されており、天気のいい日は目の前に広がる衣岩湖と春川市内の眺めがとても綺麗です。

春川マッククスタッカルビフェスティバル

 春川の名物料理であるマッククス(まぜそば)とタッカルビのお祭りです。マッククス・タッカルビだけでなく、春川発祥のカムジャパン(ジャガイモパン)やその他地元で人気のカフェやベーカリーの出店、地元で採れた野菜の販売もあり、春川の美味しいものが全て集まった贅沢なお祭りでした!2025年は10月16日(木)から19日(日)の4日間開催されました。金曜日に行った時は、平日のお昼にも関わらず多くの人でとても賑わっていました。
 私は炭火焼きタッカルビとチーズタッカルビの2種類を注文しました。とっても美味しくてあっという間に平らげてしまいました!春川名物のタッカルビを、いろいろなお店で食べ比べできるのもおすすめポイントです。

横城韓牛フェスティバル

 江原道の中部にあり春川からは車で1時間ほどのところにある横城郡(フェンソングン)では横城韓牛フェスティバルが開催されました。江原道を代表する特産品「横城韓牛」の魅力を広く伝えるためのお祭りで、21回目を迎えた2025年は10月22日(水)から26日(日)の5日間にわたって開催されました。
 会場では購入した韓牛をその場で炭火焼きにして味わうことができます。ひたすら韓牛を食べ続け、韓牛だけでお腹いっぱいになるというなんとも幸せなひととき。会場のすぐそばには川が流れ、遠くをには紅葉した山々。秋晴れの空の下美しい自然を見ながら食べる韓牛は格別でした。
 そのほか、地元産野菜や特産品の販売、伝統遊び体験、ステージイベントなども行われ、地域全体の魅力が凝縮されたお祭りでした!

原州マンドゥフェスティバル

 原州市の旧市街地活性化を目的として2023年に始まり、2025年で第3回を迎えたお祭りだそうです。今年は10月24日(金)から26日(日)の3日間にわたって開催されました。歴史は浅いにも関わらず、平日昼間でも多くの人で賑わっていました。
 揚げ・蒸し・焼きなど多彩なマンドゥ(餃子)が並び、具材もキムチや野菜、鶏肉入りなど、バリエーションがとっても豊かでした。終わりが見えないほど長い行列ができている人気店もあり、その人気の様子が伺えました。
 餃子の包み対決や、購入金額1万ウォン以上のレシートを見せるともらえるグッズなど、お祭りを盛り上げる様々な仕掛けもあり、とっても楽しいお祭りでした!

江陵コーヒーフェスティバル

 2009年に始まり、今年で第17回を迎えた江陵コーヒーフェスティバル。会場は海沿いにカフェが立ち並ぶ「コーヒー通り」で、江陵の代表的な観光名所の一つです。青い海と秋晴れの空を眺めながら味わうコーヒーは格別で、江陵が“コーヒーの街”と呼ばれる理由を実感しました。
 会場ではコーヒー関連グッズやスイーツの販売、地元の雑貨店の屋台などが立ち並び、見ながら歩くだけでも楽しかったです。また会場のビーチにはステージと観覧用のソファも設置され、素晴らしい歌声を聞きながらソファでくつろいだり、皆さん思い思いにリラックスして過ごしている様子が印象的でした。
 この江陵のコーヒー通りは、カフェ巡りのためにもう一度訪れたいです!

 江原道の地域の特色が詰まった様々なお祭りに、皆さんもぜひ足を運んでみてください!